私たちの、歪な関係
あー重いぃー。
めんどくさいなー。
なんて心の中で文句を言いながら職員室へ行き、あの先生の机へダンボールを置いた。
はぁ、疲れた。
「ん?如月また頼まれたのかぁ」
職員室を出ようとするとドアの近くにいた先生に声をかけられた。
「あははー、そうなんですよ」
そう、よく頼まれるんだよね色んな先生に。
職員室にノート持ってけだのなんだの。
「じゃ、ついでにこれ観月に渡しといてくれ」
あんたもか……
「なんですか?これ」
受け取ったプリントを見るとこの前やった小テスト。
けどこれはもう返されてるはず……
?
てか花音点数悪。
50点中13点って……
「あいつ、再テストだったのにこんな点数とりやがってな………。
再々テストって伝言しといてくれ。」
…なるほど。
「わかりました~、じゃ、失礼します」
「よろしくな」
職員室を出て教室に戻ると呑気に携帯をいじっている花音。
バカだな、花音。