私たちの、歪な関係
ーーー
来てしまった。
は、いいけど。
居るのかな…
勉強の邪魔にならないかな…
なんで来たあとに気づくんだろう…
「どうしよ…」
ポストにでも入れて帰ろうか…
隼の家のポストを見るが、普通に考えてポストに箱が入るわけなくて。
……置いていくか
私は意を決して玄関のドアの方へ置こうと足を伸ばした時
ガチャッ
「ひっ」
「わっ……って、優衣?」
家から隼がでてきた。
…びっくりした
「どうしたの?」
隼は寝起きなのか少し寝癖のついた髪に眠そうな目。