私たちの、歪な関係



「えっと…これ…」



私は丁度よかった、と箱を隼に差し出す


「?」


「1日早いけど、バレンタイン」

私がそう言うと隼は驚いたように目を見開き、すぐに笑顔になった。

「じゃ、じゃあね。味は保証しない」


私はその笑顔が見れただけで十分だ、と隼に背中を向け帰ろうとした。


「ちょ、まって」


けど隼はすぐに私の腕をつかむ。


「あがってって。」



そう言って笑う隼につられて、私は頷いた。


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