私たちの、歪な関係
私たちはその後、久しぶりにゲームをして1日を終えた。
「ありがとう」
送ってくれた隼にお礼を言う。
「いーえ」
「気をつけて帰ってね」
「ありがと」
私はそういった隼に背を向けようとすると、「優衣」と呼び止められる。
振り返ると、真剣な顔をした隼がいた。
「卒業しても、俺と優衣は何も変わらないからね。心配しなくていいよ。」
隼はそれだけ言っておやすみ、と帰っていった。
隼………
私が不安がってたの気づいたのか……
私は静かに家に入った。