私たちの、歪な関係
「それで、昨日夜遅くまで遊んでたの?」
「ふぁ…そうでございます」
翌日のお昼。
今日は学校が休みなのでのんびり寝ていたところを花音に起こされるようにインターホンを鳴らされたので花音を家にいれると花音はお昼ご飯、私は朝昼ご飯として昨日の焼きそばをレンジであっためて出した。
「夜遊びかぁ優衣」
「夜遊びだなんて…」
そう、ただお祭りに行っただけだ。
いいじゃないか。花音の焼きそばも買ってきたんだから。
「私昨日の夜も焼きそばだったんだけど。」
「まぁまぁ、美味しいから」
2人でのんびり焼きそばを食べていると、お母さんが帰ってくる音がした。
「あらぁー?誰かお友達?」
「あ、お邪魔してまーす!」
玄関からひょっこり顔を出すお母さん。
「あら、花音ちゃん!
久しぶり~、大きくなって!」
「おばさんも変わらずお綺麗です~!」
「やだもう!花音ちゃんったら」
「お母さんおかえり。焼きそば食べる?」
って言っても、流石にこんな時間に帰ってきて食べないよね……
「食べようかしら、花音ちゃんもいるし~」
食べるのか。
多めに買ってきといて正解だったな。
私はわかったと返事をすると残りの焼きそばを温めた。
「やだ、おばさんこんな格好で。
すぐシャワー浴びてくるわぁ」
お母さんは花音と久しぶりに会ったのがよほど嬉しかったのか、ほんとうにすぐお風呂から出てきた。