私たちの、歪な関係
おめでとうございます
「あー!!」
「弱」
ただいま、学校から帰ってきた私達は隼と私は私の家でこの前お祭りでゲットしたゲームを一緒にやっている。
「隼強い!もう1回!」
「何度やっても結果は同じ」
なにそれ!
「もう1回!」
「はいはい」
この格闘ゲーム、負けると凄く悔しい。
通信プレイで今やっているから、隼が帰ったら特訓だな。
にしても、なんでこんなに強いの?
「あー!!」
また負けた。
なんで?何かコツでもあるの?
「弱すぎ。話になんない。出直してきて」
隼の意地悪だ……
「そんな事言わないでよ~!」
私は必死に隼の腕にしがみついた。
私も強くなりたい!