私たちの、歪な関係
「あらぁ?優衣ちゃん来てるの?」
すると丁度、おばさんが帰ってきたみたい。
「あ、おかえりー!来てるよー!
いこ、優衣」
「うん」
私と花音は、花音の部屋がある2回からパタパタと玄関に向かった。
「こんにちは、お邪魔してます」
「こんにちは!そうだ優衣ちゃん、お昼ごはんまだ?」
「?
まだです」
「よかったら一緒に食べない?
駅前のたこ焼き買ってきたのよ~、あそこ美味しいって有名でしょ?」
おばさんはそう言ってたこ焼きの袋を私に渡した。
「わ!美味しそう!」
その袋の中身を見て花音が声を上げる。
「いいんですか?」
「もちろん。さっき花音からメールきて少し多めに買ってきたから」
おばさんの言葉に花音をみると、「やったね」と笑った。
「ありがとうございます!
いただきます!」
私がそう言うと、花音もおばさんも嬉しそうな顔をした。