ほんとのカオは君だけに
「あ、あんた・・・・・・」




え?今まで私が作り上げてきたものは何だったわけ?



勝手に壊しといて何・・・・・・・




「あんたね・・・・・・人のあることないことテキトーに言うのやめてくれる!?人が今まで築きあげてきた友情とか・・・どうしてくれんのよっ!!」





怒りの矛先はもう一点しかない。





それでも冷静なあいつは、私にこう、言い放ったんだ。





「もっろ、ゆうじょう(笑)」











ち、違う・・・・そんなことない。





「てか、あることないことって、何?全部あることじゃん。見下して、バカにして、ブスだなあーとか思いながらいつも話聞いてんでしょ?さっきみたいにさ。」






違う・・・・・ちがうの・・・





「そんなんでさあ、本当の友達なんてできるわけないよね。」




「あんたになにがわかるのよ!!!!」




「わかんないよ?だから、推測。でもあたってるでしょ?笑」







そういって、あいつ・・・・橘 楓は、カバンを担いで出ていった。
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