ほんとのカオは君だけに
「あ!やっぱ!?それうちもそうだと思ってた!!」




いきなりトイレから聞こえてきた大声に踏み出そうとした足をとどまらせた。




「優亜さあ!




絶対裏あんでしょ!」





ガツン。



頭を殴られたかのような衝撃だった。




がんばって見栄を張ってたこと。


実はもう少し本当に自分は冷静だったこと。


それって裏があるってことだったのかな。






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