死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「そんなことを言ったら、あんたは周囲の人間に消えて欲しいと思われれば消えるのかよ。
他人の思い通りになれば満足するのか」


「・・・それとこれとは話が違うでしょ。
私がいたら周りの人を危険な目に合わせるから、だから私がいない方が」



「あんたは」


哨の言葉をハロスが遮る。


静かになった部屋の中、ハロスは言った。



「・・・・・・あんたは、自分のことを蔑ろにしすぎなんだよ」


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