死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「ん・・・・・・」

目を開ける。朝の光の中に、自分の顔を覗き込んでいるハロスがいた。

再び目を瞑る。

「・・・・・・よる」

「は?」

「いま夜だから。寝る」

「アホか。朝っていってんだろ」

枕に突っ伏して顔を埋める。

「おい」

「・・・・・・・・・・・」

「哨」

「・・・・・・・・・・・」

無視して寝ようとしていると、ギシリとベッドのスプリングが音を立てた。
< 11 / 284 >

この作品をシェア

pagetop