死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「何?」


その手を掴む。


「ケータイ。
貸して、消すから」


「いやだね」


「少しは言うこと聞きなさいよ」


「聞く必要がないことを言うからだろ」

掴んだ手を下ろさせる。

哨は離された手を軽く握り、ため息をついた。


「じゃあ、朝食を下げて部屋の掃除をして」

「いやだね」

「・・・・・・ちょっと」

「冗談」
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