死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「・・・・・そう言われると行きたくなくなるわね」


「同感」


「反抗期ですかあんたらは。
ほら、さっさと行く!」


窓の外を眺める二人に運転手が叱咤し、自動ドアの扉を開ける。


「・・・わかったわよ、行けばいいんでしょ」


「しょうがねえな」



なおも不満を口にしながら車から出た二人に、運転手は深いため息をついた。
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