死神執事と、トラブルメーカーな私の話
昇降口から廊下に続く入り口付近に、生徒が集まって何やら騒いでいた。

どうやら騒ぎの中央の方で何かが起こっているらしく、その周りに見物人が集まっているらしい。

朝だというのに、まあまあの人数がつどっていた。


「・・・・・・何かしら」

「さあ。興味ないですね」

「・・・・・・冷たいのね」

敬語でそっけなく言い放ったハロスを横目にする。

「人間の行動に興味がねぇだけだよ」

「それを冷たいというのよ」

冷めた目で集団を眺めるハロスにそう言い、私は騒がしい輪の方へと歩いて行った。
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