死神執事と、トラブルメーカーな私の話
ベッドから立ち上がったハロスを見て、哨は扉の横に設置されている消灯スイッチを押して部屋の電気を消した。
「ーーなんで消すんだよ」
部屋が闇に閉ざされる。しかし死神の目は扉の前で横を向く哨をとらえていた。
「・・・もう寝るでしょう?あなたも今日は自室に帰っていいわよ」
横を向いたまま哨が言う。軽く俯き、黒く垂れている髪のせいで表情が見えない。
どこか距離を取るような哨の言い草に、ハロスは目を細めた。
「・・・さっきまでどこに行ってたんだ」
「ーーなんで消すんだよ」
部屋が闇に閉ざされる。しかし死神の目は扉の前で横を向く哨をとらえていた。
「・・・もう寝るでしょう?あなたも今日は自室に帰っていいわよ」
横を向いたまま哨が言う。軽く俯き、黒く垂れている髪のせいで表情が見えない。
どこか距離を取るような哨の言い草に、ハロスは目を細めた。
「・・・さっきまでどこに行ってたんだ」