死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「興味ないんでしょ?人間の行動には」


「行動には、な。それに今は俺は『死神』ではなく『執事』だぜ。
主を知ろうとして何が悪い」


「・・・・・・・都合のいい時だけ執事面するのね」

嘲笑を受けべて皮肉を言うと、ハロスの目がかすかに鋭くなった。


掴まれた手首を押され、背中が壁にぶつかる。

「っ・・・」

ダンッ


小さく声を漏らした私の顔のすぐ隣に、ハロスの手がつく。

乱暴な動作に、教室に大きな音が響いた。
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