死神執事と、トラブルメーカーな私の話
そらした視線の先に、壁にかかった時計が見えた。
時計の針は8時25分を指していた。
「朝礼が始まるわ。
・・・・・・手を離して」
目を合わせないまま言う。
「あんたが話してくれたらな」
「・・・・・・・・・・・・話すから。
家に帰ったら、ちゃんと話すから。だから・・・・・・手を離して」
「・・・・・・約束だぜ」
頷く。
手首を掴んでいた手が離れ、ハロスが身を引いた。
時計の針は8時25分を指していた。
「朝礼が始まるわ。
・・・・・・手を離して」
目を合わせないまま言う。
「あんたが話してくれたらな」
「・・・・・・・・・・・・話すから。
家に帰ったら、ちゃんと話すから。だから・・・・・・手を離して」
「・・・・・・約束だぜ」
頷く。
手首を掴んでいた手が離れ、ハロスが身を引いた。