死神執事と、トラブルメーカーな私の話
自分の中の何かが崩れそうになった時、名前を呼ばれた。



「哨」


教室に響いた声。

その場にいた全員が振り向く。


2−Dの教室の前の扉に、一人の男が立っていた。


長身で、端正な顔立ちに切れ長の目。


灰色の冷たい瞳。



「・・・・・・ハロス」


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