死神執事と、トラブルメーカーな私の話
ハロスの切れ長の目がかすかに見開かれる。


哨は俯向き、垂れてきた髪で顔を隠すようにして上履きを脱ぎ、外履きに片足を入れた。


「・・・・・・・それは良かった」


「っ・・・!」


かがんで哨の脱いだ靴を下駄箱に入れた時、背後から哨の小さな声が聞こえてハロスは振り向いた。


「どうした?」


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