死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「言えるなら最初っからいえば?」

しかしすぐに冷めた目で私を見下ろす。

「恥ずかしくないの?執事にーーしかも死神に言われて」

耳元で囁き、嘲笑の笑みを口元に浮かべる。



ーーーー冷たい目。



出会った時と、同じーーーー




「死神に礼なんて言おうと思うはずないでしょ」

思わず声を上げてしまう。
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