生 意 気 な お 隣 さ ん ＊

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笑えない、笑えない、
お隣さんとか笑えない。




「げ、あんたがお隣なわけ？」

「(………げ、って何よ)」


「可愛い子来るって期待してたのに
なんかがっかりだわ」






その言葉を最後に隣の部屋に入ってく、
そんな彼に貼り付けてた笑みが崩れる。


イライラしながら、
新しい部屋の鍵を開けてずかずかと部屋の中に入る。








「(家具まで用意してくれて嬉しいけど…)」








お隣さんが最低です。




ふかふかのベッドに飛び込んで、
枕に顔をうずめながらあーーっと叫ぶ。

綺麗な窓からの景色とか、
高そうな家具とか、


アイツさえ居なければ、
もっと気持ちは晴れていた。いや断然。








「もーーっ！ほんときらいっ！」








ああいう類いの男は、
私の大嫌いなタイプだ。








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