副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
次に莉乃が目を開けた時、外は暗くなっていた。
(え?何時?)
時計を確認しようと動くと、腰に優しく回された温かさに気づいた。
そこで誠と眠っていたことに気づき、ゆっくりと振り返り誠を見た。
誠も最近の激務からか、気持ちの良い寝息を立てていた。
莉乃は起こさない様に誠の方に向くと、男の人に綺麗という形容はおかしいだろうが、整った綺麗な寝顔があった。
いつもはワックスで固められている髪が、休日という事もあり柔らかく目元にかかっていた。
莉乃はその髪をそっとどかすと、誠の寝顔をしばらく見つめた。
そっと回された腕に、愛しさを感じることはあっても、やはり嫌悪感は抱かなかった。
すると、誠は無意識にか、莉乃の腰を引き寄せると莉乃の顔を自分の腕の中に押し込めた。
(うそ!!でも……眠ってるからいいよね?)
自分から触れたい衝動を抑えられず、誠の背中にそっと手を回し、抱き合ったままの姿勢で、莉乃はまた瞳を閉じた。
(え?何時?)
時計を確認しようと動くと、腰に優しく回された温かさに気づいた。
そこで誠と眠っていたことに気づき、ゆっくりと振り返り誠を見た。
誠も最近の激務からか、気持ちの良い寝息を立てていた。
莉乃は起こさない様に誠の方に向くと、男の人に綺麗という形容はおかしいだろうが、整った綺麗な寝顔があった。
いつもはワックスで固められている髪が、休日という事もあり柔らかく目元にかかっていた。
莉乃はその髪をそっとどかすと、誠の寝顔をしばらく見つめた。
そっと回された腕に、愛しさを感じることはあっても、やはり嫌悪感は抱かなかった。
すると、誠は無意識にか、莉乃の腰を引き寄せると莉乃の顔を自分の腕の中に押し込めた。
(うそ!!でも……眠ってるからいいよね?)
自分から触れたい衝動を抑えられず、誠の背中にそっと手を回し、抱き合ったままの姿勢で、莉乃はまた瞳を閉じた。