副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「誠!すごいね。この部屋」
莉乃はテラスからパークを見下ろしながら、後ろの誠に声をかけた。
「気に入った?」
「うん」
莉乃は振り返るとソファに座る誠に笑顔を向けた。
「よかった」
ホッとした表情をした誠に、莉乃は少し考えるように言葉をつづけた。
「……正直ね。付き合いだしてから少し不安だったから、こんなステキなところに連れてきてもらえて嬉しい」
莉乃は一気に言い終わると、誠から視線をはずしてまたパークに目を向けた。
「不安?」
そんな莉乃の言葉に、誠は驚いたように莉乃の言葉を繰り返した。
「……なんか付き合う前の方が一緒にいてくれた気がして。私はやっぱり今まで誠が付き合ってきた人たちみたいに、大人じゃないから誠は物足りないのかな……とか思っちゃってて」
莉乃は恥ずかしそうな顔をチラッと向け、部屋の中に入った。
誠は唖然とし、弘樹の【加減を間違うな】という言葉を思い出した。
「……悪い。そんなつもりは全くなかった。莉乃はいろいろあった後だし、慎重に、大切にしたいって思っただけだったんだけど……」
誠は戻ってきた莉乃を後ろからギュッと抱きしめた。
莉乃はテラスからパークを見下ろしながら、後ろの誠に声をかけた。
「気に入った?」
「うん」
莉乃は振り返るとソファに座る誠に笑顔を向けた。
「よかった」
ホッとした表情をした誠に、莉乃は少し考えるように言葉をつづけた。
「……正直ね。付き合いだしてから少し不安だったから、こんなステキなところに連れてきてもらえて嬉しい」
莉乃は一気に言い終わると、誠から視線をはずしてまたパークに目を向けた。
「不安?」
そんな莉乃の言葉に、誠は驚いたように莉乃の言葉を繰り返した。
「……なんか付き合う前の方が一緒にいてくれた気がして。私はやっぱり今まで誠が付き合ってきた人たちみたいに、大人じゃないから誠は物足りないのかな……とか思っちゃってて」
莉乃は恥ずかしそうな顔をチラッと向け、部屋の中に入った。
誠は唖然とし、弘樹の【加減を間違うな】という言葉を思い出した。
「……悪い。そんなつもりは全くなかった。莉乃はいろいろあった後だし、慎重に、大切にしたいって思っただけだったんだけど……」
誠は戻ってきた莉乃を後ろからギュッと抱きしめた。