副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
俺に預けて?
「弘樹、ラウンジで飲んでるか」
莉乃と香織が楽しそうに出かけるのを見送ると、誠は弘樹に声を掛けた。
「そうだな」
ラウンジに着くと、席に座りビールをオーダーすると、2人は一息ついた。
「ありがとな、弘樹。付き合ってもらった上に、香織ちゃんが誘ってくれたように芝居までさせて」
誠は運ばれてきたビールを手に、窓の外を見た。
「いいよ、香織も喜んでるし。俺らがいた方が誘いやすかったんだろ?」
弘樹は笑いながら、チーズを口に入れた。
「ああ、その方が莉乃も抵抗なく行きやすいかと思ったから。それに……さっきも言われた。付き合ってからの方が不安だったって。お前の言うように加減は難しいな」
「不安にさせるとすぐにいなくなるぞ。女はいつでも愛されてるって思いたいんだよ」
初めて見る誠の戸惑う姿に、弘樹は少し微笑むと誠を見た。
「あーあ。お前にそんな事言われる日がくるとはな……」
誠は頭に手をやると、髪をかき上げた。
「今までの女みたいにさらっとやっちまえばいいのに。その時の事はその時考えればいいと思うけど。まあ、無理か。今のお前じゃ」
弘樹はククッと肩を揺らすと、意地悪そうな笑みを浮かべた。
「うるさいな」
誠は大きなため息をついた。
莉乃と香織が楽しそうに出かけるのを見送ると、誠は弘樹に声を掛けた。
「そうだな」
ラウンジに着くと、席に座りビールをオーダーすると、2人は一息ついた。
「ありがとな、弘樹。付き合ってもらった上に、香織ちゃんが誘ってくれたように芝居までさせて」
誠は運ばれてきたビールを手に、窓の外を見た。
「いいよ、香織も喜んでるし。俺らがいた方が誘いやすかったんだろ?」
弘樹は笑いながら、チーズを口に入れた。
「ああ、その方が莉乃も抵抗なく行きやすいかと思ったから。それに……さっきも言われた。付き合ってからの方が不安だったって。お前の言うように加減は難しいな」
「不安にさせるとすぐにいなくなるぞ。女はいつでも愛されてるって思いたいんだよ」
初めて見る誠の戸惑う姿に、弘樹は少し微笑むと誠を見た。
「あーあ。お前にそんな事言われる日がくるとはな……」
誠は頭に手をやると、髪をかき上げた。
「今までの女みたいにさらっとやっちまえばいいのに。その時の事はその時考えればいいと思うけど。まあ、無理か。今のお前じゃ」
弘樹はククッと肩を揺らすと、意地悪そうな笑みを浮かべた。
「うるさいな」
誠は大きなため息をついた。