副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
その夜、莉乃は先に帰宅すると夕ご飯の支度をしていた。



金曜日の時間は20時を回っていた。

(もう少しかな?)

莉乃がそう思った時に玄関のインターホンがなり、莉乃は足早に玄関に向かうと鍵を開けた。

「おかえりなさい」

「ただいま」

誠も靴を脱ぎ、スーツの上着を莉乃に渡すと笑顔を向けた。

莉乃は上着をクローゼットにかけながら、
「ご飯の前にお風呂はいる?」

「じゃあ、入ってくるよ」
少し考えたようにそ誠は言うと、バスルームにむかった。

その言葉に、莉乃も食事の支度の続きをする為キッチンに戻った。

莉乃がご飯の用意が終わる頃に、スエットに着替えた誠がリビングに入ってきた。
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