副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「千堂さん…。ありがとうございます」
莉乃はペコリと頭を下げたると誠を追いかけた。
「幸せにね」
後ろから聞こえた声に、莉乃は千堂の幸せを祈った。
副社長室に入り、自分のデスクでメールのチェックと今日の予定を確認すると、誠のデスクへと向かった。
「失礼します」
声を掛け中に入ると、誠の視線を感じた。誠はデスクの上で手を組んだ姿勢で莉乃を見た。
「さあ、今日のスケジュール確認するか」
「はい!」