副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
プランナーの案内でホテルのチャペルに向かう莉乃は、前室の前でまつ両親に少しはにかんだ。
「お父さん、お母さんよろしくね」
「莉乃、本当に今までいろいろあったけど、いい人に巡り合えてよかったわね」
母の言葉に莉乃は少し目頭が熱くなった。
莉乃自身も、たぶん両親もこんな日を莉乃が迎える事を、あの日以来ほとんど諦めていた。
「莉乃、幸せになるんだぞ」
素っ気ないように言った父は少し目が赤くなっているのをみて、ようやく結婚するんだと実感した気がした。
「皆様、ご準備よろしくお願い致します」
その言葉で3人はチャペルの前に立った。
合図と共に、目の前の扉が開き、ステンドグラスの輝くチャペルが広がった。
その前にオフホワイトのタキシードを着こなした誠が見えた。
こちらを真っ直ぐに見つめ、莉乃がベールが下ろされるのを微笑んで見ていた。
真っ赤なバージンロードを一歩ずつ歩く。
「きれいな花嫁さんね」
ため息と共にそんな声があちらこちらから聞こえた。
「お父さん、お母さんよろしくね」
「莉乃、本当に今までいろいろあったけど、いい人に巡り合えてよかったわね」
母の言葉に莉乃は少し目頭が熱くなった。
莉乃自身も、たぶん両親もこんな日を莉乃が迎える事を、あの日以来ほとんど諦めていた。
「莉乃、幸せになるんだぞ」
素っ気ないように言った父は少し目が赤くなっているのをみて、ようやく結婚するんだと実感した気がした。
「皆様、ご準備よろしくお願い致します」
その言葉で3人はチャペルの前に立った。
合図と共に、目の前の扉が開き、ステンドグラスの輝くチャペルが広がった。
その前にオフホワイトのタキシードを着こなした誠が見えた。
こちらを真っ直ぐに見つめ、莉乃がベールが下ろされるのを微笑んで見ていた。
真っ赤なバージンロードを一歩ずつ歩く。
「きれいな花嫁さんね」
ため息と共にそんな声があちらこちらから聞こえた。