副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
うん、美味しそうにできた。
私は出来上がったケーキを眺めて、少し考えてから簡単なツマミを作ることにした。
チーズや、サーモンとアボガドをクラッカーに乗せた。
あとはこの日の為に買った赤ワインを後でだして……。

チョコレートにも合うように、なるべく重めのフルボディを選んだ。
ハートがついた少しバレンタイン向けのラベルがオシャレでいいよね。

えーと、ケーキは後で出せばいいよね。
とりあえず簡単な料理とお酒の準備が終わり。後は冷蔵庫から誠が返ってきたらだして……
先にシャワーを浴びちゃおうかな。いつもならば部屋着に着替えるところだが、今日はボルドーのワンピースを着ることにした。
そして、かなり悩んだが香織と買った下着をつけた。

やっぱりこれは……

自分の姿を鏡に写し、あまりにも恥ずかしくて自ら鏡から目を逸らした。

香織……これぐらいいつもって言ってたよね……。今まで女子力低すぎたのかな……

なんか落ち込むかも……。そんな事を考えていても仕方ないと私は急いでワンピースを着るとリビングに戻った。

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