副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
同じころ、
「嫌!無理だって、香織!」
「そこをなんとか、ねえ、莉乃」
莉乃も香織に同じことを頼まれていた。
「二人で行けばいいじゃない」
莉乃はため息交じりに言った。
「だって……歳も上だし、あれだけの人は今までに出会ったことないし……なんか緊張して」
職業柄もありよくモテる香織が珍しく弱気な発言をした。
「大丈夫でしょ?弘樹さんモテそうだし、楽しませてくれるよ」
「向こうがつまらないって思ったらどうするの?」
「え?!」
莉乃は意外にも本気の香織に、諦めたように、
「わかった。でもね……、あの人、私の会社の副社長なのよ」
「は?誠さんが?!」
香織は、心底驚いた声を出した。
「そう」
「え?じゃあ、会社での莉乃しか知らなかった……。だからあの反応か……」
妙に香織は納得したように言った。
「まあ、ばれちゃったから仕方ないけど」
莉乃も腹をくくったように言うと、軽く息を吐いた。
「あれだけのイケメンで大企業の副社長ね。莉乃の嫌いな要素だらけだね」
香織はさすがに誘ってはいけないかもと思っていた。
「女癖も悪い」
「莉乃、やっぱり明日断ろ!そこまで無理していかなくていい!」
香織の焦った言葉に、莉乃は笑いながら、
「いいよ。香織にとって弘樹さんはいい人かもしれないし。それでどこ行くの?」
「……夢の国!テーマパーク!」
「本気?あたしたちはいいけど、よくあの弘樹さんがOKしたね!でも、副社長は行かない気がするけど……」
副社長がテーマパークにいる姿を想像し、莉乃は身震いをした。
「テーマパークなら莉乃も行きやすいでしょ?人も多いし」
「香織……」
「とりあえず、明日8時半に駅前で待ち合わせしたから」
「わかった。じゃあ明日」
莉乃は電話を切ると、大きく息を吐いた。
「副社長とテーマパーク……」
呟いてみて、さらに身震いをした。
「嫌!無理だって、香織!」
「そこをなんとか、ねえ、莉乃」
莉乃も香織に同じことを頼まれていた。
「二人で行けばいいじゃない」
莉乃はため息交じりに言った。
「だって……歳も上だし、あれだけの人は今までに出会ったことないし……なんか緊張して」
職業柄もありよくモテる香織が珍しく弱気な発言をした。
「大丈夫でしょ?弘樹さんモテそうだし、楽しませてくれるよ」
「向こうがつまらないって思ったらどうするの?」
「え?!」
莉乃は意外にも本気の香織に、諦めたように、
「わかった。でもね……、あの人、私の会社の副社長なのよ」
「は?誠さんが?!」
香織は、心底驚いた声を出した。
「そう」
「え?じゃあ、会社での莉乃しか知らなかった……。だからあの反応か……」
妙に香織は納得したように言った。
「まあ、ばれちゃったから仕方ないけど」
莉乃も腹をくくったように言うと、軽く息を吐いた。
「あれだけのイケメンで大企業の副社長ね。莉乃の嫌いな要素だらけだね」
香織はさすがに誘ってはいけないかもと思っていた。
「女癖も悪い」
「莉乃、やっぱり明日断ろ!そこまで無理していかなくていい!」
香織の焦った言葉に、莉乃は笑いながら、
「いいよ。香織にとって弘樹さんはいい人かもしれないし。それでどこ行くの?」
「……夢の国!テーマパーク!」
「本気?あたしたちはいいけど、よくあの弘樹さんがOKしたね!でも、副社長は行かない気がするけど……」
副社長がテーマパークにいる姿を想像し、莉乃は身震いをした。
「テーマパークなら莉乃も行きやすいでしょ?人も多いし」
「香織……」
「とりあえず、明日8時半に駅前で待ち合わせしたから」
「わかった。じゃあ明日」
莉乃は電話を切ると、大きく息を吐いた。
「副社長とテーマパーク……」
呟いてみて、さらに身震いをした。