副社長には内緒！〜 Secret Love 〜

secret 2

ギャップありすぎます

莉乃は目覚ましより前に目を覚ました。
６時１５分
カーテンを開けるとテーマパーク日和の快晴だった。

莉乃は軽くストレッチをすると、

(早いしシャワーでも浴びようかな）

寝室から出てシャワーを浴びると、髪を乾かしながらリビングへ行き冷蔵庫を開けた。

リビングには柔らかな日差しが降り注いでいるのを見て、莉乃は大きく息を吸い込んだ。

冷蔵庫から、サラダと卵とハムを出し、簡単にスクランブルエッグを作り、パンはトースターに入れた。

コーヒーメーカーにカップをセットしボタンを押した。
コーヒーの香りが部屋に広がると同時に、パンが焼きあがる音がして莉乃はワンプレートにそれらを乗せると、キッチンに備え付けられた、テーブルに置き新聞を読みながら食べ始めた。

ゆっくりとコーヒーを飲み時計に目をやった。

７時を少し過ぎたところだった。

（さあ、支度しようかな。会社に行く恰好で行ったら、みんなびっくりするだろうな……。でもなんでこんな事になるの……）

そんな事も出来る訳もなく、莉乃は髪を乾かしコテでゆるく巻くと化粧をした。