副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「香織ちゃん、ここからは2人で行かない?いい莉乃ちゃん?」
その言葉に、香織も伺うような瞳を莉乃に向けた。
「午前中もそうだったじゃないですか!全然いいですよ」
莉乃は弘樹に向けて笑顔を向けると、香織にもニコリと笑顔を向けた。
「莉乃、ありがとね」
フワリとかわいらしい微笑みを向けた香織に、莉乃も手を振ると、後ろから聞こえた声に莉乃は振り返った。
「莉乃こっちにこい」
当たり前のように言われたその言葉に、莉乃は違和感も、嫌悪感も抱かず、むしろドキッとした自分に驚きつつも、
「うん」と返事をすると小走りに誠の隣に走って行った。
そんな莉乃の瞳を誠は覗き込み、優しい瞳を莉乃に向けると、
「莉乃、ポップコーンまだ入ってる?」
「うん?あっ、後少し。違う味買ってみる?」
「やっぱり定番の塩?また頭から入れるんだよな?」
中身を確認している莉乃に、誠は体を寄せると莉乃のポップコーンケースを除いた。
「そうだよ」
莉乃は誠を見上げ笑顔を向けた。
2人の距離は、確実に朝より近かった。それすらお互い気にならなくなっていた。
誠は自然に莉乃の背中に手を添えると、
「行くか」
と二人は弘樹たちに手を振った。
そんな2人の様子を見ていた弘樹は、
「完全に付き合ってるよな……あの感じ」
「久しぶりに、あんな莉乃みたな……」
香織は驚きと、感慨深そうに言うと嬉しそうな表情で二人を見送った。
「俺もあんな誠初めて見た。それより莉乃ちゃんて……。なんかあったの?」
香織は少し顔を曇らせると、、
「また今度莉乃が話していい時が来たら……ね」
「そうだな」
その香織の様子からも、簡単に立ち入っていい事ではないと悟ったようで、弘樹もすぐに話題を切り上げた。
「じゃあ、俺たちも行こうか」
弘樹は優しく香織の手を取ると、香織を見つめた。
「うん……」
そっと香織も弘樹の手を握り返した。
その言葉に、香織も伺うような瞳を莉乃に向けた。
「午前中もそうだったじゃないですか!全然いいですよ」
莉乃は弘樹に向けて笑顔を向けると、香織にもニコリと笑顔を向けた。
「莉乃、ありがとね」
フワリとかわいらしい微笑みを向けた香織に、莉乃も手を振ると、後ろから聞こえた声に莉乃は振り返った。
「莉乃こっちにこい」
当たり前のように言われたその言葉に、莉乃は違和感も、嫌悪感も抱かず、むしろドキッとした自分に驚きつつも、
「うん」と返事をすると小走りに誠の隣に走って行った。
そんな莉乃の瞳を誠は覗き込み、優しい瞳を莉乃に向けると、
「莉乃、ポップコーンまだ入ってる?」
「うん?あっ、後少し。違う味買ってみる?」
「やっぱり定番の塩?また頭から入れるんだよな?」
中身を確認している莉乃に、誠は体を寄せると莉乃のポップコーンケースを除いた。
「そうだよ」
莉乃は誠を見上げ笑顔を向けた。
2人の距離は、確実に朝より近かった。それすらお互い気にならなくなっていた。
誠は自然に莉乃の背中に手を添えると、
「行くか」
と二人は弘樹たちに手を振った。
そんな2人の様子を見ていた弘樹は、
「完全に付き合ってるよな……あの感じ」
「久しぶりに、あんな莉乃みたな……」
香織は驚きと、感慨深そうに言うと嬉しそうな表情で二人を見送った。
「俺もあんな誠初めて見た。それより莉乃ちゃんて……。なんかあったの?」
香織は少し顔を曇らせると、、
「また今度莉乃が話していい時が来たら……ね」
「そうだな」
その香織の様子からも、簡単に立ち入っていい事ではないと悟ったようで、弘樹もすぐに話題を切り上げた。
「じゃあ、俺たちも行こうか」
弘樹は優しく香織の手を取ると、香織を見つめた。
「うん……」
そっと香織も弘樹の手を握り返した。