副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「それは、構わないが……」
明らかに少し戸惑ったような言葉に、莉乃は内心狼狽していた。
(そうだよ!戸惑うに決まってるじゃない。家に来てくださいっていってるようなものじゃない……私のバカ!)
「じゃあ、お願いします。副社長のご都合のいい時で」
もう今更引くこともできず、なんとか莉乃は表情を変えず答えた。
「わかった。じゃあ今日は遅いし、明後日の金曜なら会食もなかったよな?」
莉乃は手帳を出し確認すると、
「はい、金曜日なら大丈夫です」
「じゃあ、金曜日に」
そう言ったところで莉乃のマンション前に着いて、莉乃はお礼を言うと車を降りた。
「おやすみ。また明日」
誠は車内から、窓を開けて莉乃に言うと笑顔を向けた。
「おやすみなさい」
莉乃も笑顔を向けると、少し後ろ髪惹かれる思いで莉乃はマンションのエントランスに入った。
そんな莉乃を見送ると、誠は大きく息を吐いてハンドルに顔を埋めた。
「簡単に男を誘うなよ……隙だらけじゃないか……お前何か不安な事もあるんだろ?」
呟くように言って、もう一度エントランスに莉乃がいない事を確認すると車のアクセルを踏んだ。
明らかに少し戸惑ったような言葉に、莉乃は内心狼狽していた。
(そうだよ!戸惑うに決まってるじゃない。家に来てくださいっていってるようなものじゃない……私のバカ!)
「じゃあ、お願いします。副社長のご都合のいい時で」
もう今更引くこともできず、なんとか莉乃は表情を変えず答えた。
「わかった。じゃあ今日は遅いし、明後日の金曜なら会食もなかったよな?」
莉乃は手帳を出し確認すると、
「はい、金曜日なら大丈夫です」
「じゃあ、金曜日に」
そう言ったところで莉乃のマンション前に着いて、莉乃はお礼を言うと車を降りた。
「おやすみ。また明日」
誠は車内から、窓を開けて莉乃に言うと笑顔を向けた。
「おやすみなさい」
莉乃も笑顔を向けると、少し後ろ髪惹かれる思いで莉乃はマンションのエントランスに入った。
そんな莉乃を見送ると、誠は大きく息を吐いてハンドルに顔を埋めた。
「簡単に男を誘うなよ……隙だらけじゃないか……お前何か不安な事もあるんだろ?」
呟くように言って、もう一度エントランスに莉乃がいない事を確認すると車のアクセルを踏んだ。