アタシと先輩と不良クンの三角関係〜サッカー部のマネージャー〜
「で…?お前オレの事しらねーの?」
「え…?何が?」
「いや…何でもねー。」
「あっ…!アタシは中川愛華だから…愛華で良いよ♪」
「おぅ…。」
始めは怖かったけど…
でも、見かけより怖くないや♪
涼は…ホントは優しい心を持ってるんだよね…?
キキッ……。
こんな事を思っている間に、
いつの間にか学校へと着いていた…。
アタシはニッコリ笑うと…
「ありがと♪」
「おう…。」
「じゃあまたね♪涼。」
そう言って、何事も無かったように、校舎の中へと入っていった…。
あのあと涼の頬が、少しピンクに染まっていたことに…
気がつかずに――――。