なんだよ。こっち向けよ。

カラオケに到着。

「重かったでしょう?おりるよ?」

「良い。上まで、このままで。」

「っ。ありがとう。」

「そんなの、普通だろ。」

「「「キャーーーー!如月S王子だわー!」」」

うるっさ。

「あ!祐美姫もいるー。私祐美姫好きなんだー。だから、如月S王子といるのも、許せるー。」

「それわかるー。祐美姫ー。握手してくださいー。」

「え!?私?如月くんじゃなくて?」

「だって!私、祐美姫すきなんですー。」

「「私もー!」」

あー。
ありがたいけどなー。

「うん!良いよー。如月くん、ちょっと降りるね。」

「あぁ。早めにおわらせろよ。」

「う、うん。」

「祐美姫ー!あああありがとう!は、ハグも良いですか?」

「良いよー!」

ギュ。
あったかいなぁ。
また、如月くんとは、違う暖かさ。

「「「キャーーーー!」」」

「少し静かに。」

「っ。\\\\\\\\\」

恥ずかしがってる。
だって、今、私、指当ててる状態なんだもん。
その子に。

「少し静かにね!」


「「「はい!」」」

「またねー。」
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