好きです...先生
「え、そんなに?」

私は驚きを隠せないでいた。
そ...そんな分かりやすかったかなぁ?

「うん、羽柴先生も薄々分かってたんじゃないの?」

「そんなぁ〜」
ま...まさか、羽柴先生まで気付いてたなんて
恥ずかしすぎるー

「まぁ、おばさん頑張れって言ってくれたんでしょ?じゃあ頑張らないと」


「だから...何を?」

「さぁ、合格したんだしデート誘ってみれば?」

で...デート...?

「◎△$♪×¥●&%#?」

驚き過ぎて声にならない叫びが出た。

「うるさいなぁ...そんな叫ばないでよ」

学校に付いて靴を履き替えながら怪訝そうな顔で百合はそう言った。

「だ...だ...だって、だって、デートって!!」
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