好きです...先生
「なんだよいきなり...あ、そうだ汐野、今日は羽柴先生休みだそうだから俺から報告しとく。また、後日ちゃんと自分でも言うんだぞ?一番お世話になったんだから」

「はい」

「残念だってたね...ほら、サクラ行こ」

「あ、うん!失礼しました」
再び頭を下げて職員室へと出た。

「しっかし、羽柴先生どうしたんだろうね」

「さぁ...あとで聞いてみるね」

「え、後で?」

「え...あ、その...」

ま...まずい、百合には先生とLINE交換したって言ってないんだ。

かなり前に家でつまづいた所を教えて貰うっていう理由で

本当は先生のLINEが知りたいっていう口実だけど...

その時に他の生徒には秘密って約束したのに!?

「ん?もしかして...いや、これ以上追求しないで置くわ。じゃああたし寄るところあるから先に帰るね」

そう言うと百合は走って帰っていってしまった。


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