好きです...先生
「はぁ...」
もしかしてバレた...?

まぁ、百合だったらいいんだけど...
別に言いふらすワケじゃないし、応援してくれてるし...

でも、気をつけ無いとな...
バレたら先生に迷惑がかかってしまう。
それだけはやだから...

「帰ろ...」

ボソッ...と呟いて、私は家へと帰った。

「ただいまー」

「お姉ちゃーん、おかえり!合格おめでとう」

帰ってくるなり、一番に出迎えてくれたのは妹の雫(しずく)、今年、受験生だ。

「ありがとう、雫も頑張りなよ」
そう言って自室へと戻った。

「疲れた...」
自室に戻って早速、鞄からケータイを取り出して先生にLINEをした。

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