君の夢を
「ゆの〜帰ろ」

『Thank youー麻紀』

「なんでゆのは、いつも一人で帰ろうとするの?」

あんたに関係ないし

『別にーただそんな気分だから』

「ゆの…ごめんね」

『なに謝ってんの?』

「なんか…ね……」

『へ、へえ…』

涙目になる麻紀を見て何も言えなかった。

泣かれるのが1番困る

「ねぇ、ゆのあたし等の出会いってさ入学式がきっかけだよね!」

とさっきまで涙目だった麻紀がいきなり笑顔になってて正直ビックリした。

< 3 / 18 >

この作品をシェア

pagetop