夢物語~不思議な話短編集~【短】
『愛美は?何かしらない?』


「私は、何も・・・・。特には知らないなぁ~。てか、信じてないし。」


『またまた、そう言って・・・誰か、この子を怖がらせる怖い話知らない?』



そう言って、さらにまた盛り上がり始めたのだ。



「どれもそんなに怖くないョ?だって、不確か過ぎるし・・・。」


『でも、不確かだから本当だって言うこともあるんじゃない?』


「えっ、誰?」


そう、そこにはいつの間にか知らない女の子がいたのだ。


『誰ってひどくない!?紗弓じゃん。この間転入してきた。』


「あ、そっかぁ~そうだったね。ゴメンね?紗弓ちゃん・・・・。」


もちろんそういわれても、わからなかった。とりあえず話をあわせておいた。でも、本当にまったく知らない子だった。

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