「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
プロローグ
俺が彼に出会ったのは、彼が12歳になった生誕祭、そのパーティーでのことだ。
砂漠の王国サンザリアは俺の王国とは貿易国の関係で時折父王について訪れたことがあった。
そのサンザリアの第一王子ローレル・サンザリア。
ウェーブがかった肩までの金色の髪、それにみどり色の美しい瞳、まるで少女かと見まごうような可愛い少年。
それが、彼に対しての初対面での印象。
ローレルの幼さの中に大人びて見えるしぐさや物腰の柔らかさ、気品の漂う言葉遣い。
それらに、俺の胸は・・・
どういうことか・・・・・・・
「まさか。。」
絶対違うって。
俺は自分に言い聞かせようと努力した。
だって、俺は20歳。
ローレルはまだ12歳。
乳臭さも取れないお子様だぞ?
しかも男だぞ?
砂漠の王国サンザリアは俺の王国とは貿易国の関係で時折父王について訪れたことがあった。
そのサンザリアの第一王子ローレル・サンザリア。
ウェーブがかった肩までの金色の髪、それにみどり色の美しい瞳、まるで少女かと見まごうような可愛い少年。
それが、彼に対しての初対面での印象。
ローレルの幼さの中に大人びて見えるしぐさや物腰の柔らかさ、気品の漂う言葉遣い。
それらに、俺の胸は・・・
どういうことか・・・・・・・
「まさか。。」
絶対違うって。
俺は自分に言い聞かせようと努力した。
だって、俺は20歳。
ローレルはまだ12歳。
乳臭さも取れないお子様だぞ?
しかも男だぞ?
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