「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「では、ローレル。俺たちは結婚を前提にお付き合いするということで、良いですね?」

再び、ベッドに顔を埋めて恥ずかしさに堪えるローレルを見つめて確認するように問いかけた。

ローレルはちらりとこちらを見やり、赤い顔でうなづいた。

「そうするしか、、ないんだろ。」

そんな憎らしいことを言って、正直嫌がってはいないんだろ?

ああ、早く・・今以上の口づけで、お前を蕩けさせてやりたい。

暴挙に及ぶ前に・・退散しよう。

そう決めて、キルクークは最上級の礼をして言った。

「では、俺は用事がありますのでこれで失礼します。」

「・・うん。」

もう、俺のものだ。。

「ローレル、愛してる。」

「・・っ分かったよ!」

いいや、分かってない。

俺がどれほどお前をお前だけのことを想ってきたか・・恋い焦がれてきたか・・
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