「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
それから、ローレルを呼び出してもらい

「ローレル、あなたを娶りたいと王子がいらしています」

とか王か王女が仰って

困惑するローレル

「・・私には心に決めた方がいるのです」

俺のことを想って求婚を断るローレル

その目には涙が

「その方のことを愛しているの?」

「はい・・その方以外とは・・私は結婚はできません。」

強い意志がまなこに宿る。

「そうですか・・では、一度だけでもお会いしてそれから決めてください。」

「いえ・・私の気持ちは変わりません。私は・・彼の方・・キルクーク以外とは・・」

そう続けるローレルの前に俺は颯爽と姿を現す。

「ローレル」

その名を口にすると、ローレルは俺を視界に捉える。

俺は微笑み、跪く。

ローレルは涙ぐんで驚きに手を合わし、どうしてーと呟く。

「あなたを迎えに来ました。」

そう囁くと、ローレルはわなわなと唇を震えさせ涙をポロポロと溢れさせる。

「お返事はいただけないのですか?」

ローレルは、「バカ」と呟いて・・俺のもとへ・・
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