「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「はい、妄想終わりました?」
トリップしていた俺のすぐ目の前でカインが苦虫を噛み潰したような顔をしている。
俺はその顔を見下ろして、ため息をこぼした。
「お前の顔で台無しだ。」
「それは失礼、ヘンタイ王子のお考えは察するに余りありますが、とにかく、すぐにローレルさまをお迎えに行くことはできかねます。」
「じゃあ、王位を継ぐのもやめる。ローレルのそばに戻る。」
「じゃあってあなた、何子供みたいなことを仰ってるんですか。もう、いい加減覚悟を決めてください。」
「そうよ、お兄様。ローレルさまにはお手紙をお出しになったらいいじゃない。少し準備に時間がかかるが必ずお迎えに行くからもう少し待っててくださいとか何とか。ね?名案だわ。」
トリップしていた俺のすぐ目の前でカインが苦虫を噛み潰したような顔をしている。
俺はその顔を見下ろして、ため息をこぼした。
「お前の顔で台無しだ。」
「それは失礼、ヘンタイ王子のお考えは察するに余りありますが、とにかく、すぐにローレルさまをお迎えに行くことはできかねます。」
「じゃあ、王位を継ぐのもやめる。ローレルのそばに戻る。」
「じゃあってあなた、何子供みたいなことを仰ってるんですか。もう、いい加減覚悟を決めてください。」
「そうよ、お兄様。ローレルさまにはお手紙をお出しになったらいいじゃない。少し準備に時間がかかるが必ずお迎えに行くからもう少し待っててくださいとか何とか。ね?名案だわ。」