「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
それで良いんだ?

そう諭すように続けると、アーシャは笑って背を向けた。

「ま、僕はどっちでも良いんだけどさ。何でも僕らの結婚式にはお兄さん出席しないらしいよ。本気で半年、いや1年は会えないかもだね。」

待ってろって言われたら

ずっと大人しく待ってるの・・・?

・・・

キルクーク・・

どうして、黙ってたんだ?

言ってくれたら・・

4年間聞かされ続けたあの言葉も嘘じゃないんだって、本気なんだって・・

もっと早く気づけた。

「僕は・・。」

ローレルはぎゅっと拳を握りしめた。

待ってろって言われたらー

待つだけなんてー僕らしくない!
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