「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
こんなことってー

こんなこと・・

ローレル、どれほど俺を喜ばしたら気がすむんだ!

「ああ、ローレル!!」

ローレルは腕の中で離せと小さく喘いだ。

けど、もう俺は止まらない。

他にも見ている侍従は多くいる。

これは、俺が変態だと周りに知らしめる行為に他ならないだろう。

だけどー

キルクークはカインの抑制も聞かずに、ローレルの唇をおもむろに塞いだ。

重なる唇に、ローレルの見開いた目、そのまつげの長さを愛おしく見つめながら、俺は唇をズラした。

ローレルの身体が激しい抵抗を見せる。

だが、この愛の前にはそのような小さな抵抗は無力。

「王子っ、本気で変態ですよ!!」

良いんだよっ

再び唇を重ねて、ふいをついてその唇の中へと入り込む。
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