「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
ああ、俺もそう思っている。

俺はこれまでどんな困難もこの手でどうにかしてきた男だ。

これしきのことでつまずくはずがない。

必ず、ローレルを手にして・・

あ、ではなくてローレルの操を守り抜いてみせる。

「では変態王子、行ってらっしゃいませ。」

「だから誰が変態だ。」

「道中お気をつけて。」

「うむ、ではしばらく留守を頼む。」

頭を下げるカインを背中で見送り俺は砂漠の王国サンザリアへと向かった。

これが俺の物語、いや、俺とローレルの愛の物語のはじまり。

愛の・・

頬が熱くなるな。

さぁ、行くぞ!!
< 15 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop