「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「俺の名は・・」
そこまで言いかけて俺は言い淀んだ。
待てよ
ここで俺の身分を明かしたら、侍従になる夢が途絶えるんじゃないのか?
っていうか
単なる異国の民が、ローレル王子を知りうるわけがない・・じゃないのか?
しまったぁぁぁ!
「えっと、ええーと・・」
ローレルは、ふっと微笑んで言った。
「お兄さんって面白い人だね。」
「え?」
「僕のこと、誰かと勘違いしてるみたいだけど・・?」
・・
「いや、そんなはず」
ない。
この目がこの人を見間違うはずがない。
だが、、、違うということにしておいた方がいい・・のか?
「・・すまない。」
俺はぽつりと言って頭をかいた。
「ううん、じゃあ僕は用があるから。」
「あ・・!」
「サンザリアにようこそ、また会えたらいいね。」
そこまで言いかけて俺は言い淀んだ。
待てよ
ここで俺の身分を明かしたら、侍従になる夢が途絶えるんじゃないのか?
っていうか
単なる異国の民が、ローレル王子を知りうるわけがない・・じゃないのか?
しまったぁぁぁ!
「えっと、ええーと・・」
ローレルは、ふっと微笑んで言った。
「お兄さんって面白い人だね。」
「え?」
「僕のこと、誰かと勘違いしてるみたいだけど・・?」
・・
「いや、そんなはず」
ない。
この目がこの人を見間違うはずがない。
だが、、、違うということにしておいた方がいい・・のか?
「・・すまない。」
俺はぽつりと言って頭をかいた。
「ううん、じゃあ僕は用があるから。」
「あ・・!」
「サンザリアにようこそ、また会えたらいいね。」