「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
っ・・・信じられない。

けど・・

裸のままでいるのは危険だ。

このままで0時を待つのは・・

掛け時計を見やると時刻はすでに30分間際。

背に腹は・・変えられないか。

どうせ、見ているのはこいつだけだし・・?

それが、問題な気もするけど。。

ローレルは覚悟してナイトドレスに身を包んだ。

これまでー

着たことのなかった女物の・・

ドレスだ。

鏡に映るのは妖精のような自分の姿だった。

だけど・・

なよなよしいと言えども、男の輪郭はごまかせない。

(ヘンタイだ・・)

恥ずかしさに顔が熱くなるのが分かった。

「お似合いですよ?」

ハッとして鏡に映るキルクークの姿を視界に捉えた。

「に、あってなんか・・」

いるわけないだろ・・!
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