「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
そんなこと・・言えるわけがないが・・。

ローレルが、穢れを知らない純真無垢な処女であることを知っているからこそ、我慢もできた。

いつかーを夢見て。

「17歳は、もう大人ですよね?」

キルクークはローレルを見つめて言った。

「へ・・、え、あ、うん、え・・」

「ですよね、ああ、長かった・・この4年、自分でもよく我慢したと本当に思うよ、さすが俺だ。」

「ちょ、キルクーク、落ち着いて、何言ってるのかよく・・。」

分からないと、言葉を紡ぐ前にキルクークの手がローレルの両手を包んだ。

ぎょっとして、振り払おうとしたのに、

すごい力でびくともしない。

ものすごく柔らかく包んでるだけなのに・・・・

「褒めてください、ローレル王女・・。」
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