「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
ちょっと・・待って!!

まだ自分の気持ちも整理できてないのに・・唇に情けって・・キス????

キスしろってこと???

「むっ、無理無理無理無理!!!!」

そう叫んで顔を背け、ソファーの上で膝を抱えた。

「何考えてんだ、このスケベ!ヘンタイ!ホモ!」

だいたい、全て欲しいとかどういうことだよ、どういう意味だよ!!

・・・・・貞操の危機だ!

「少しだけですよ。唇と唇をちょっと重ねるだけですから。」

逃げようとするローレルを覗き込んで囁く。

「く、口付けにちょっともクソもあるか!」

ああ、何だって全部施錠なんかしちゃってるんだ。

今宵のキルクークが何かどこか変だってことには気づいてたのに・・

逃げられないじゃないか・・・!!!!



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